角印を押す作業

角印イメージ

数年前、私は仕事で大失敗をしてしまいました。自分の怠慢から招いた今となっては恥ずかしい失敗でした。

会社の大きな角印を書類に押すものだったのですが、その枚数が半端ではありませんでした。
角印は大きいし硬いしきれいに押すのがとても難しいのです。前からその作業は苦手でしたが、この時の枚数は200枚近くありつらいものがありました。

しかも大事な証書でなくしたり汚したりできないものでした。
できるだけ力を入れてしっかり押印していましたが、枚数もかさんでくるとだんだんきれいに押せないものがありました。

外側の枠がしっかりうつらないものがあったのです。
角印もシャチハタだったらいいのに、せめてゴムだったらいいのに、手が疲れるなぁと思いながらの作業でした。

作業が進むにつれだんだん雑になっていたのは自分でも気が付いていました。
でも、この科に異動になる前にも角印を押していたけれど、枠までしっかり押せていなくても書類は通っていたので大丈夫だろうと思って作業していました。

しかし、作業の様子を見に来た上司に「なんだこれは。こんな押し方じゃだめだ。」と叱られました。そうですよね。
ダメに決まっています。大事な証書なのに印がはっきり押されていないなんて。

上司の言葉にハッとしてあやまり全部やりなおさせてもらえるように言いましたが、もうこの仕事はやらせてもらえませんでした。
前課でなぁなぁの仕事をしていた自分が恥ずかしくなりました。前はこれでもよかったからと雑な仕事をしていました。自分の甘さを痛感させられた出来事でした。

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